グリーンランタン 感想
主演のライアン・レイノルズをして「出演は完全にムダだった」と言わしめる2011年のアメコミ映画の感想です。
証拠映像
大ヒットまでの長い道のり!『デッドプール2』インタビュー映像
まず冒頭5分間でグリーンランタンの宇宙の歴史、敵について説明されます。冗長な説明台詞が続くのでここで興味を失ってしまう人も多いかも(世間的な評価が低いので余計に)
全体を見て「言われてるほどクソ映画じゃないよな」と感じました。 ちゃんとヒーローしてるし、ストーリーにも破綻がないし。
ポイント
良い点
悪い点
- コスチュームがダサい
- 異星人のデザインが軒並み微妙
- 全体的に説明台詞が多い
- 異星のシーンでは人物が浮いてしまっている
タイミングを見誤った
グリーンランタンがコケた理由を素人なりに考えたんですけど、なんでも出来すぎる能力故に初心者がとっつきにくかったんじゃないですかね。
グリーンランタンの原作はバットマンやスーパーマンを出版しているDCコミックから発行されています。ノーラン版バットマンが成功していた当時、流れに乗ってグリーンランタンを制作したけど、バットマンみたいなリアルな路線を期待していた人は期待はずれに思っちゃったんじゃないですかね。
MCUもマイティソーを公開するまでアイアンマン、インクレディブル・ハルク、アイアンマン2とある程度布石を打って世界観を積み重ねています。グリーンランタンと似たような世界観を持つGoGや、それまでのMCU世界から外れた様なドクター・ストレンジに至るまで慎重に世界観の蓄積を続けていました。
ストーリーの作り
"ヒーローとしての活躍と家族や個人の問題が互いに関係している"っていう、スパイダーマンによく見られる構造にしたかったんだろうけど、見ていると感じるのは"宇宙の問題と家族の問題が別々に並行している"って感じ。
ただ前半に投げかけられた台詞や、失敗した行動が後半のクライマックスにきちんと回収されるのは良い点ですね。最後にグリーンランタンコァと真の意味で仲間になるのも良い。
ライアン・レイノルズの軽いキャラクターはデッドプールの時のままで好感触。
ヴィランのヘクターがあまりにも可哀想。
作中に居たクソ野郎達は大体しっぺ返しを食らっているので溜飲が下がる。
せっかく続編を感じさせるエンディングだったのに評価が低いためにこれっきりになってしまって残念でした。仕切り直しでグリーランタンコープスという新作映画が2020年に公開される様です。こっちはジャスティスリーグと繋がってるんですかね。