ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> 感想
昨日、感想記事を書いたタートルズの続編になります。
あ、全然関係ないんだけどこれもパラマウント配給なんですね。最近の映画って最初の配給会社の紹介クレジットの所も映画に合わせて作られてて良いですよね。
懲りもせず今回も吹替で見ました。
あらすじ
タートルズの宿敵シュレッダー(ブライアン・ティー)は、マッドサイエンティストのバクスター・ストックマン博士(タイラー・ペリー)と、マヌケな子分ビーバップ(ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ)とロックステディ(ステファン・〝シェイマス″・ファレリー)の協力で脱獄を果たし、再びNYを恐怖に陥れようとする。タートルズたちはTVレポーターのエイプリル・オニール(ミーガン・フォックス)、そして新たな仲間、ホッケーマスクをかぶったNY市警のケイシー・ジョーンズ(スティーヴン・アメル)らとともに悪事を阻止しようとするが、彼らの前に立ちはだかるのはイノシシとサイのミュータントに変貌したビーバップ&ロックステディだった!
さらには異次元からきた新たな敵、悪の帝王クランゲの世界征服の野望も加わって、戦いの舞台はNYからブラジル、そして空中戦へともつれ込む!
そんな中、甲羅よりも強い絆で結ばれていたはずのタートルズに分裂の危機が…?!最大のピンチを迎えたタートルズは世界を、そして仲間を救えるのか――?(公式サイトより)
前作の反省を生かした吹替
メインのところではエイプリルとスプリンターの吹替声優が変わっている。間違いなく英断。
ビーバップとロックステディの吹替がオリラジ藤森と宮川大輔で初めは「あれっ?」と感じるんだけど、話が進むうちにだんだんと慣れてくる。特にビーバップはそのパリピ感がミュータント化前の状態とバッチリ合っていていい感じだった。大輔の関西弁はちょっとやりすぎかな。
スケールを増したスーパーアクション
前作からアクションの規模がめちゃくちゃ増してる。タートルズは空を飛び南米まで行き、宇宙規模の大悪党クランゲまで出てきます。
と思えばテレビシリーズでもお馴染みのズッコケ系悪役のビーバップ、ロックステディもちゃーんと出してくる、痒いところに手が届く仕様になってて嬉しい。
原作再現のレベルが高い
前作にも言えたことなんだけど、原作をちゃんと再現するっていうことに凄い気を使ってる。先述したように今作ではテレビシリーズにも出ていた的ミュータントのビーバップとロックステディが登場する他にも、マッドサイエンティストのバクスター・ストックマン博士やクランゲも出てくる。'87年版に出ていた巨大要塞"テクノドローム"もクランゲの秘密兵器として登場する。
タートルズの味方としては仮面の狂人ヒーロー"ケイシー・ジョーンズ"が登場するが、そのどれも現代的に無理のない再解釈がされている。前作で中途半端なマフィアみたいな扱いだったフット団も今作ではちゃんと闇の忍者集団してていい感じ。
ミュータントとしての葛藤
タートルズは実はティーンエイジャーだ。外の世界への憧れも当然ある。それと同時に彼らには"ミュータントである=普通ではない"という事実が突きつけられる。そこに来てビーバップらをミュータントに変化させた薬の存在がタートルズ達の感情を揺さぶってチーム分断の危機を迎えてしまう。
加えてNY市警にひょんなことから存在がバレ、モンスター扱いされてしまう。
体は超人ミュータント、しかしその内面は繊細な10代の青年たちというのが彼らの魅力だ。今作ではそんな彼らが周囲の人間や兄弟との違いを受け入れ、青年から大人へ成長する様子が描かれている。
今作では'87年版を構成していた要素のほとんどが出てきている。
'87年版を見ていた人こそこの作品を見るべきだと思う。
EDは絶対聴けよ!
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— ガンプラに手を出し始めたまもる (@mamo_mamo_77) 2018年11月20日