アウターマン 感想
2014年の特撮邦画、アウターマンを見た感想です。
僕はこの作品の監督、河崎実について詳しくなかった(宇宙船とかでフワッと見たことがある程度)ので検索してみたら関連作品に
あっ(察し)(不安)
あらすじ
50年続く国民的TV番組『アウターマン』。それが実は、地球侵略を企む宇宙人"アウターマン"の民衆洗脳作戦だった!敵役の"シルビー星人"こそが正義の宇宙人なのだ。かつて『アウターマン』を演じた俳優たちが、そのアウターマンを倒すために戦う羽目になる...!?
パロディとして面白い
まぁ見てわかる人も多いかと思うんだけど、この作品自体が現実の一種のパロディになっていて面白かった。
劇中劇「アウターマン」は現実でいうところの「ウルトラシリーズ」に当たる作品で、老若男女がみんなその存在を知っている。そう描きながら「特撮俳優のイメージが強くなって俳優としての仕事がなかなか来ない」とか、「演じた役者は実はシリーズにあまり思い入れがない」とか、皆が感じてるけど誰も言い出せないタブーな部分まで突っ込んでいて面白いと感じた。
手ブレで表現した地震や回転すればなんとかなるヒーローなど、本家を意識しつつも絶妙にチープな感じがたまらないね。
スタッフとキャストに注目
主役の三人が戦隊に出演した塩谷瞬、古原靖久とライダーに出演した戸塚純貴(あえて主役にはウルトラ俳優は持ってこないのがこだわりなんだろう)。
防衛庁の高官役にはウルトラマンレオで主役を演じた真夏竜なども出ていて、特撮好きなら見ていて「これは」と思う人物が多く出ている。
アウターマン、シルビー星人のデザインは平成ウルトラマンでデザイナーをした丸山浩が関わっているので凄く”それっぽい”感じになっている。
あと端々に出てくる単語や表現、数字などウルトラシリーズを見ているとより楽しめるポイントが多かった。多分僕もそういった部分を全部分かってないのでもう何回か見たいと思った。
この映画でもデザイナーを務めた丸山浩が平成ウルトラマンの画集を出してるので紹介しておきます。めちゃよかった。
丸山浩ウルトラデザイン画集 (映画秘宝COLLECTION)
- 作者: 丸山浩
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2018/11/07
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