バトルフロント ネタバレ感想
主演ステイサム、脚本スタローン"バトルフロント"を見たよ。
ステイサム×スタローンだよ。よってこの映画はエクスペンダブルズといっても過言ではない。
あらすじ
元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)は、一人娘マディの為に、かつての危険な仕事を忘れ、亡き妻の田舎で再出発を決意する。そんな親子に目をつける麻薬密売人ゲイター(ジェームズ・フランコ)。裏で町を牛耳る彼は、ある思惑のため親子を陥れていく。平穏な暮らしを望むフィルだったが、最愛の娘に危険が迫った時、彼の怒りはついに臨界点を超える。容赦なく襲い来る脅威から、たった1人、娘を守ることができるのか―?(C) Homefront Productions, Inc. 2013
わかりやすい展開、描写
もちろんいい意味で。典型的な「ナメてたおっさんがやばかった」の映画。
こちらが想像していた通りの感じなので、前に見たハミングバードみたいに後味がモヤモヤすることもなかったし、ステイサムが思った通りに強いので胸がスカッとする。作中に出てくる悪役、あるいはクズも最終的に死ぬか痛い目にあって再起不能になるのでその辺もプラスポイントだった。
登場人物も全員特徴があって、しかも無駄に多くないから非常にわかりやすい。
娘も守られるだけの役かと思いきや、意外にもタフなので見ていてイライラしない。
あまりにも的確に表現される田舎特有の閉鎖感
主人公のフィルは潜入捜査官としての過去を忘れるために田舎にやってきたのに、その田舎特有のいや〜な感じがあまりにもあるあるだった。多分監督とかスタッフの実体験入ってるだろコレ。こういう閉鎖的、保守的なところってアメリカも日本もあまり変わらないんだなって思った。
特に「ゲイターの麻薬密造を保安官も知ってて見逃してる」とか「よそ者を腫れ物扱い」とか「暗黙のカーストみたいなのがある」とかジメジメした田舎特有の悪感情みたいな部分がすごい。
でもフィルがこういう環境に頑張って馴染もうとする感じもあるし、フィルの娘やフィル自身が関わることで変わる人たちもいるので、そのための前振りと思えば悪くなかったかも。
明るい日常と冷たい裏社会の比較
フィルは元潜入捜査官なので日常生活ではできるだけそういう面は見せないようにして、周囲とも仲良く付き合おうとしてるんだけど、本人のそんな気持ちとは裏腹に裏では事態がどんどん大きくなっていってる時の演出がよかったと思う。
トラブルの元になったアホ家族も娘の誕生日パーティーに招く事で大元のトラブルは沈静化していくんだけど、それと同時に麻薬密造に関わる連中がフィル憎しでどんどん集まっていくしどんどんヤバい奴らが増えていってるのね。日常を映す時は多分暖色系のフィルターが入ってて、裏社会を映す時は寒色系のフィルターが入ってるんじゃないかな。効果的に使われてるなって思った。
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— ガンプラに手を出し始めたまもる (@mamo_mamo_77) 2019年1月17日