ボヘミアン・ラプソディ 感想
映画鑑賞が趣味の一つなので、ブログの方でも感想記事なんかをコンテンツの一つにしていこうかな、と思っています。
というわけで今回は今日見てきた映画
の感想を書きます。
初めての映画感想記事で、こんな大作映画を取り扱って良いものだろうか……
自分はこの手の映画は普段見ません(感受性が小学2年生くらいで止まっているので)。
よく見るのはいかにもハリウッドって感じの
火薬がどかーん!
ビルがボガーン!
という脳みそを空っぽにしてみると気持ちがいい映画ばかりなので
今回は感想をブログに書くのも初体験、
この手の映画を見るのも初体験、
と初体験が二つも重なっているので読みにくい、何言ってるかわかんない、というのはご容赦ください。
自分はなにかの事柄に対してつらつらと書き連ねていくのは苦手なので
今回は見所を3点あげてみました。
あらすじ
1970年、ロンドン。複雑な生い立ちや、容姿のコンプレックスを抱える若者フレディ(ラミ・マレック)は、ある日、ギタリストのブライアン(グウィリム・リー)と、ドラマーのロジャー(ベン・ハーディ)のバンドのヴォーカルが脱退したと知り、自らを売り込む。
1年後。ベーシストのジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)が加入し、フレディのアイデアでバンド名は"クイーン"に。そんな中、フレディはマリー(ルーシー・ボイントン)と出会い、ひと目で恋に落ちる。やがてシングル<キラー・クイーン>が大ヒット。その後も数々のヒット曲を世に放ち、一躍世界的大スターとなったクイーンだったが−−
名曲の数々と共に追体験するクイーンヒストリー
まずこの作品の見所の一つが伝説のバンド"クイーン"の楽曲を劇伴としている点です。クイーンの楽曲といえば、ほとんどの人が聞いたことがあると思う。きっとそれと知らなくても何かのBGMで聞いたことがあるはず……。
Queen - We Will Rock You (Official Video)
Queen - We Are The Champions (Official Video)
これらの名曲群と共に我々観客はクイーンというバンド、そしてフレディ・マーキュリーという一人の人間の人生を追体験することになります。
クイーンの楽曲の数々は一言で語り切れないほど多様で、この映画ではそれを余すことなく劇伴として活かしていると感じました。作品の内容も重要ですが、音楽にも注目してみてほしい所です。
フレディ・マーキュリーの秘める狂気と純真さ
いわずもがなこの映画の主役はフレディ・マーキュリーその人です。映画は彼がシンガーとしてデビューする以前、その容姿から"パキ"と嘲笑されながらも空港職員として懸命に働いている所から始まります。
バンドとして成功していくにつれ肥大化する自信、傲慢さ、作品作りに抱く狂気的なまでの情熱。その一方でパートナーのメアリー・オースティンに向ける彼の気持ちはあまりにも純粋で、純真です。
周囲を顧みない圧倒的なクズ具合とのギャップがこの作品におけるフレディの魅力の一つになっていると感じました。
フレディ・マーキュリーとその愛
彼は自分のセクシュアリティについて公にしていませんでしたし、この記事でも改めてそこに触れる事はしません。(デリケートな問題すぎて自分には処理し切れない)
ただ彼には女性のパートナー"メアリー・オースティン"と男性のパートナー"ジム・ハットン"がいた事は有名です。この映画にももちろんこの二人が登場し、フレディとどのように出会い、また親交を深めたのかが描かれています。フレディを中心に描かれる複雑な恋愛の模様も面白い点です。
彼のセクシャリティの面から、観る時にはそういう性愛の部分に注目しがちですが、彼の周囲にはそれ以上に大きな"愛"があったことを忘れてはいけません。家族との愛、バンドの仲間との絆。何より、フレディ・マーキュリーという偉大なパフォーマーを愛しているという気持ち。性愛というちっぽけな物を超えた大きな愛がこの作品全体から感じられました。
さて、僕がクイーンというバンドと出会ったきっかけは”ジョジョの奇妙な冒険”という漫画でした。ジョジョではスタンドという特殊能力が存在し、それらの名前は洋楽に由来することが多いです。そのスタンドの中にクイーンの楽曲から名前を取った"キラークイーン"というのが居て、そこからクイーンというバンドの存在を初めて知ったわけです。
きっと音楽との出会いにルールや王道、正道みたいな物があったとしたら、僕みたいな出会い方は邪道もいいとこなのだろうと思います。が、それをきっかけに偉大なアーティスト、パフォーマーが居た事が知れるのは非常に幸運だと思います。
この作品をきっかけにクイーンというバンドを知り、聞いてくれる人が増えたら幸いです。サウンドトラックもぜひ買ってみてくださいね。(今の僕の稼ぎの主たる物です)
今回は柄にもない映画の感想を書いてしまいましたが、きっと次からの映画感想記事はどかーん!ボカーン!系の映画になると思います。