ミュータント・タートルズ 感想
2014年の実写版"ミュータント・タートルズ"がアマプラ入りしていたので見ました。
タートルズといえば何度もアニメになっているのでそっちで知っている人も多いかもしれませんね。
監督は世界侵略:ロサンゼルス決戦のジョナサン・リーベスマン。
制作は実写版トランスフォーマーやアルマゲドンのマイケル・ベイ。
持ち味の迫力ある映像でアニメの実写化としては大満足の出来だと思いました。
ただ今回吹替で見てしまったのでショックがでかかったです
あらすじ
ニューヨークで悪事を働く犯罪組織フット団を追っていたテレビレポーターのエイプリル(ミーガン・フォックス)は、ある日、強盗に入ったフット団をこらしめる何者かの姿を目撃する。数日後、エイプリルは別の現場でフット団をやっつける何者かに遭遇。撮影に成功するも、そのヒーローたちの正体は人間の言葉を話し、体長180センチもあるカメだった。
ティーンエイジらしい軽快なテンポのアクション
マイケルベイの持ち味でもある大胆なアクション、緩急のついたコミカルなシーンが、ティーンエイジというタートルズの設定と絶妙にマッチして非常に面白く感じました。
タートルズは4人居るんですが、それぞれに個性を生かした見せ場が用意されており満足度は高いです。特に赤いバンダナのラファエロは初めは短気で粗暴で他のメンバーともあまりうまくいってなさそうに感じますが、終盤になる程本当は仲間思いの男気に溢れた愛すべきキャラクターであることがわかってすっかり可愛いやつだと感じるようになりました。
実写化に合わせた妥当な改変
僕は'87年アニメ版で初めてタートルズを知ったんだけど、その時のヒロインエイプリルって完全に巻き込まれただけのキャラクターだったんですよね。事件に関わっていく動機がリポーターの仕事の一環ってだけだったように記憶してます。今作ではタートルズやスプリンター、敵のボスとの因縁が付け加えられていてタートルズに同行する意味がちゃんとしていたのがよかったと思います。
また、敵のボスシュレッダーの鎧も今風のパワードスーツらしくリデザインされていてかっこいいですね。プレデターとメガトロンを足した様な既視感があるけど
ただスプリンター(タートルズの育ての親で忍者の師匠のネズミ)の設定を改変したことで"なぜ忍者なのか"の部分が弱くなってしまったのが、まぁ残念に感じました。
衝撃の吹替版キャスト
今回の視聴で負ったダメージはコレに尽きます。開始1分で「しまった!字幕で見とけばよかった……」と後悔しました。
エイプリル:ベッキー
スプリンター:カンニング竹山
バーナデット・トンプソン(エイプリルの上司):泉ピン子
最悪ですよ。ベッキーの演技はまぁクライマックスに行くに従って見れるようになっていったし、ピン子も大して出てくる時間が多い訳じゃないので目を瞑ることも出来るけど、スプリンター役のカンニング竹山だけはもう全然論外。
スプリンターってタートルズからしたら育ての親だし、忍者としての師匠だし、めっちゃくちゃ強くて威厳がある人(鼠)なんですよ。だから師匠としての厳しさ、同時に親としての愛情をきちんと声の演技で表現できる人に担当してもらわなければいけなかったんですよ。しかもメインどころの人物なので割と出てくる時間も多い。
アマプラのレビュー欄でも吹替キャストがアレだっていわれてますね。
字幕版とは評価が分かれてて面白い。両方見比べてみるのも面白いかもしれないですね。
吹替
字幕
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— ガンプラに手を出し始めたまもる (@mamo_mamo_77) 2018年11月20日